令和3年度、奈良市営墓地の使用者募集、明日11月26日までです

11月になって始まっております、奈良市営墓地の使用者募集ですが、いよいよ明日26日までとなりました。

明日で募集は終了し、応募者が募集定員を上回っていれば、12月になってから抽選が行なわれます。

上に添付した写真は、奈良しみんだよりの該当部分を切り取ったもので、こちらをご一読していただいてもいいのですが、今回の募集について当ページにても、あらためておさらいさせていただきたいと思います。

まず使用者を募集している奈良の市営墓地は、寺山霊苑と南山墓地という二箇所があります。

それぞれに特徴のある墓地で、寺山霊苑の方が大規模な墓地で、南山墓地はややこじんまりとした墓地です。

アクセスのしやすさはもちろん、実際の雰囲気など、一度見学されてご検討されるのもいいかもしれませんね。

今年、使用者募集の対象となっているのは、寺山霊苑が32区画、南山墓地が4区画です。

例年の応募状況を見ますと、どちらかというと南山墓地の人気が高いようです。

もちろん、これまで数年はそうだったというだけのことで、今年はまた応募傾向が変わるのかもしれません。

それにしても思うのは、募集区画が年々増えてきているなあ、ということです。

市営墓地でもいわゆる墓じまい(お墓の撤去工事)を行なう機会が増えてきておりますので、それに比例して当然空き区画も増えることになり、それが使用者募集にも反映されるという事情なのでしょう。

公営墓地というとどこでも人気で競争率が高いというイメージがあり、それは今も必ずしも間違ってはいないと思うのですが、他方で墓じまいの増え方にも驚かされるものがあります。

さて、二つの墓地の場所ですが、寺山霊苑は白毫寺町にありまして、奈良市の現在の火葬場とも比較的近いところです。

南山墓地があるのは七条西町。

こちらは奈良市の中心市街より西側、奈良医療センターの近くになりますね。

イメージとしては寺山霊苑は東山の静かな山の中で、南山墓地の方は閑静な住宅街の一角、といったところでしょうか。

寺山霊苑は純然たる奈良市営の墓地なのですが、南山墓地は同じひとつの敷地の中に、市営墓地の部分と地域の共同墓地の部分が共存しているという珍しいところです。

こういう墓地は他にはなかなかないんじゃないかと思いますね。

区画は基本的に2メートル×2メートルの4㎡というのが規格です。

と言っても、お墓に馴染みのない方は大きさのイメージが持ちにくいかもしれませんが、和型石塔であれ洋型石塔であれ、普通のお墓を建てていただくには十分な大きさです。

お墓を一基と霊標くらいは余裕をもって配置することができます。

弊社にてお墓をご検討の場合は、まず区画の中に石塔類を置くとこのようになります、というイメージ図面をお出しして、参考にしていただきますので、実際にお墓が立った状態も想像してもらいやすいのではないかな、と思います。

もっとも、区画は更地の状態で引き渡されますので、石塔より先に、通常はまず巻石を設置することになります。

巻石というのは、区画の外周を囲む枠組の石のことです。

外柵と呼ぶこともありますね。

もちろん、巻石と同時に石塔を建てていただくことも可能です。

実際にお墓などお建てになる際は、是非弊社までご相談ください。

応募資格ですが、奈良市に住民登録があって、実際に居住している世帯主、ということになっています。

市営墓地というと、やはり市民向けの行政サービスになりますので、無制限に門戸開放されるわけではなく、在住の奈良市民に限定されるのはまあ当然といったところでしょうか。

抽選が終わってから、当選された方について資格の確認が行なわれるのだそうで、応募資格を満たしていない場合は当選が取り消されるとのことですから、お気を付けください。

応募については、寺山霊苑と南山墓地で合計36区画ある中から、ひとつを選択することになります。

応募できるのは募集区のひとつについてだけで、二つ以上の申し込みは不可となっているようです。

応募方法は、専用の申し込み用紙に必要事項を書き込み、郵送でも持参でもいいのですが、明日締切となると、今日の郵送ではもう間に合わないかもしれませんね。

これから申し込みたいという方は、市役所の斎苑管理課までご持参なさるのがいいかと存じます。

その他、詳細につきましては奈良市のウェブサイトをご確認ください。

令和3年度奈良市営墓地使用者を募集します

もし当選された場合は、案内書類が送付され、正式な使用許可申請を行なった上で、使用料を払い込みますと、来年2月1日から使用開始という運びになるということです。

墓所を希望される方にきちんと区画が行き渡ることを望むと同時に、われわれに巻石・墓石を建てるお手伝いをさせていただけると実に幸いです。

ご用命をお待ちしております。